赤坂の『BOUTARY(ブタリ)』は気軽にフレンチとワインを楽しめるビストロ

Counter Love!!!

今回は赤坂の『BOUTARY(ブタリ)』の紹介です。まず、基本情報をまとめておきます。

『BOUTARY(ブタリ)』の基本情報を紹介

赤坂『BOUTARY(ブタリ)』

  • ジャンル:フレンチ
  • おすすめ酒:ワイン・ビールなど
  • アクセス:東京都港区赤坂5-1-29 富士屋ビル 1F(最寄りは赤坂駅・赤坂見附駅
  • TEL:050-5596-0461
  • 一回利用時の予算:15,000円~25,000円
  • おすすめ利用シーン:一人飲み・デート・会食など
  • 定休日:不定休
  • 予約はこちらからどうぞ↓

夜の街として賑わう赤坂にあるフレンチビストロ。レッドの外観が一際目立つ路面店ではあるものの、立地としては裏路地に位置するためやや隠れ家感もあります。周囲はひっそりとした静かな環境のため、大人のデートや会食に使えそうな感じです。

「ブタリ」自体はフランス・パリに本拠を置く新しいキャビアメゾンであり、今回紹介しているお店はその東京・赤坂店といった立ち位置のようです。

店内はホワイトを基調にした都会的で洗練されたスタイルで、照明に照らされたグラスやお皿が美しく光っています。2階建てで1階部分はカウンターのみ、2階はテーブル席が用意されています。キッチンを眺められるカウンターは全部で8席となっています。

赤坂『BOUTARY(ブタリ)』でフレンチとワインを堪能する

お店に伺った日、とある赤坂のバーテンダーに紹介してもらい、事前に席を確保してから訪店。「いらっしゃいませ、あ、○○さんからの~?」と、明るい美人ソムリエに出迎えられます。紹介を経由するパターンのスムーズさはなんとなく気持ちが良いものです。

カウンター席に招かれて着席。清潔感のあるシェフにも「いらっしゃいませ」と声をかけられつつ、ソムリエとメニューを決めていきます。6品ほどからなるコースのほか、アラカルトにも対応しているとのことで、半ば飛び込みの筆者はショートコース仕立てにすることに。

ここから『ブタリ』での贅沢な時間がスタートします。

まずは、看板メニューのスペシャリテ「キャビア(シベリアチョウザメ)」。アミューズ的な感じでしょうかね。マッシュポテトの上にキャビアを乗せたものです。燻製で香りづけしており、舌はもちろん鼻でも楽しめるひと品になっていました。

ソムリエに選んでいただいた「ブルゴーニュブラン」は、辛口でキレのあるタイプで一杯目として最高。キャビアとともにゆったりといただきました。

さて、2品目は前菜の「パテ・ド・カンパーニュ」が登場。豚肉とレバーペーストを混ぜ合わせたパテを、型に入れて焼き上げるフランスの伝統料理だそうです。たしかこちらのお店では、1回冷やし固めたところに、コンソメを流し込んで再度冷やし固めているとのこと。親しみやすさと上品さがある美味しさでした。

添え物のさくらんぼのソースもたまりません。いや~美味しかった。

ショートコース仕立てラストは「牛タンの煮込み」です。ブルンブルンのジュンジュワ~って感じのテイストが最高。見た目の華もあって印象深いです。添え物としてアンズダケがあるのも嬉しい。やはり季節を感じさせる料理は好きです。

ここで本日の全メニュー終了。どれも美味しかったです。予約制のコースメニューならまた違った魅力があるのでしょうが、ちょっとした食事やワインバー利用ならアラカルトでも十分に店の魅力を堪能できるかと

さて、ソムリエとシェフはご夫婦で、互いがリスペクトの気持ちを持ちながらお店を営業しています。

シェフは基本無口な人ですが、筆者にフライパン選びのポイントを教えてくれるところや、笑顔がかわいいです。妻でありビジネスパートナーのソムリエや、かつての師匠に対するリスペクトを感じさせる点も好感。基本的に寡黙だけど、ふとした瞬間に見せる笑顔や真剣な眼差しが素敵って・・・どこの流川楓ですか。

一方で、ソムリエはワインのヒアリングだけでなく、基本的な接客を明るくこなす姿が素敵です。無口なシェフをカバーする内助の功のような側面もあり、美人で気立てが良い人ですね、ちなみに、赤坂エリアの女性バーテンダーたちとは親交があり、忙しい時間のなかワークアウトに励む筋トレ仲間だそうな。

そんな2人でお店の物件探しして、キャビア・フレンチということもあって銀座・麻布などのほか候補から、たまたま空きがあった赤坂にてお店をオープン。細かな営業形態・経営権はわかりませんが、筆者の目からは旗艦店というよりは2人の「ブタリ」っていう印象を受けました。

「認知されるのに最初は大変でしたが、常連さんが増えてきてよかったです」とソムリエは回顧しており、メイン通りから少し外れた立地を活かした隠れ家レストラン的戦術が功を奏しているのかもしれません。

赤坂『BOUTARY(ブタリ)』で飲んだ!今宵のフランスワイン紹介「シャトー・モン・ペラ・ルージュ」/「シャトーメイネイ」

(1)シャトー・モン・ペラ・ルージュ

人気漫画『神の雫』に登場した有名ワイン。フランスワインの中でもパワフルさに定評があり、その深みがディナータイムを色気のあるものに演出します。スムースでクリーミーな飲み口も魅力。コスパも良いので、自宅での晩酌にもおすすめ。

(2)シャトーメイネイ

フランスのサンテステフ村にて造られるワインで、村特有のタンニンの多さと重みが特徴。タンニンが多いからなのか、口に含むと大人な苦味が上品に広がります。果実感が強いため、苦味にイヤな感じが全くありません。結構好みでした。

【タリトネのグルメ数珠つなぎ】おすすめレストラン・バーをちょこっと紹介

ここで『BOUTARY(ブタリ)』に関連するお店をちょこっと紹介します。

赤坂『Bar kokage』

赤坂エリア最古参のバー。名作家・開高健が最も愛したとされるバーで、マティーニとカンパリオレンジがカクテルの2枚看板です。緩めの会員制なので、「ブタリ」から紹介してもらっても良いかもしれませんね。「ブタリ」でワインを楽しみ、こちらのバーでマティーニなどを嗜む・・・そんな素敵な夜があっても良いかもしれません。

カウンター・ラブ

今回は『Bar kokage』を紹介します。 目次 1 赤坂の老舗バー『Bar kokage』とは?2 明るい女性バーテ…

赤坂『BOUTARY(ブタリ)』でフレンチとワインのマリアージュを楽しもう

以上、赤坂の『BOUTARY(ブタリ)』の紹介でした。本格派のビストロで贅沢な時間を過ごしてみてくださいね。

予約はこちらからどうぞ!