元浅草・稲荷町の『中国意境菜 白燕』にて中華料理と紹興酒を堪能する

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今回は元浅草・稲荷町の『中国意境菜 白燕』の紹介です。まず、基本情報をまとめておきます。

『中国意境菜 白燕』の基本情報を紹介

『中国意境菜 白燕』は稲荷町にあるカジュアルな中華レストラン。上野と浅草の間である稲荷町に位置し、周囲においしいご飯屋さんがほぼない中で貴重な存在です。

外観はシンプルでオシャレな雰囲気で、物静かな街並みに溶け込んでいます。ビル脇の階段から店内へ上がっていきましょう。

店内はホワイトとブラウンを基調にして、ほどほどに明るい感じです。厨房を望める5席ほどのカウンター席と、いくつかのテーブル席があり、一人飯からグループ利用まで幅広く利用できます。

高級感がそこまであるわけではないので、無理に気張らずカジュアルに中華を楽しめる雰囲気が魅力ですね。

元浅草・稲荷町『中国意境菜 白燕』にて中華と紹興酒をいただく

入店してカウンターに座り、一呼吸おいて「今日はよろしくお願いします」などとシェフ・スタッフと挨拶を交わします。とりあえずの生ビールをいただきながら、アミューズの「フォアグラ入りリンゴあめ」をパクっと！

スペシャリテらしく、食感・味ともに贅沢な感じで好スタートします。

前菜は「よだれどり」などの3種の前菜。ここで面白かったのは「ミルク揚げ」。ふわとろな食感と優しい味がたまりませんでした。

そこから点心「水餃子」や「薬膳スープ」と続きます。この辺りは白ワインと合わせていたのですが、旨味・酸味・辛味などを堪能できる感じで良いペアリングができました。

つづいて、メインに入ります。サブメインとして魚料理「鮎with台湾バジル」の登場です。個人的にはこれがハイライトでしたね。ホロホロな食感の鮎と、香り高い千葉県産の「台湾バジル」がドストライク！

店主はこれまでアジア圏で研鑽を積んできたらしく、曰く「四川とか上海とか一口に『中国料理』と言っても色々あるじゃないですか。それを個別に表現するんじゃなくて、できるだけ中国語圏の様々な料理を取り入れたいんです」とのこと。

そればかりか「（とある企画を通して）日本の食材の良さも気付いて。だから今年の夏は鮎を使ってみたんです。それも和食とかにあるような焼く・揚げるではなくて・・・」と言っていました。

なるほど、常に視野を広くもち、コースに反映させているプロのようです。

鮎を堪能したら、メインの肉料理「貴州トマトと豚バラ」とご飯もの「ピリ辛冷麺」に移ります。

肉料理はカウンター前にある瓶に詰まっている「発酵調味料」を活かした料理。なにやら中国の貴州ではトマトの生産が盛んで、家庭レベルで発酵させて調味料にする習慣があるそうです。日本でいうところの味噌みたいですね。

冷麺もトマトや黒胡椒で刺激的なおいしさがあります。印象深かったです。

ラストはマンゴープリント台湾茶。刺激的な料理が続いたので、優しいテイストでなんだかホッとしました。

コース全体を通して思い出すと、すべての料理で旨味・辛味・酸味がきっちりと表現されていたな～と。辛味や酸味が苦手な人はともかく、基本的に楽しめるコースだったと思います。

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以上、元浅草・稲荷町の『中国意境菜 白燕』の紹介でした。価格帯がそこまで高くないので、気を張らずにカジュアルに楽しめます。美味しいだけでなく楽しいコースの時間だったので、タイミングを見計らって再訪したい限りです。

予約はこちらからどうぞ！